■2022年1月21日■

日本公演めざし「モイセーエフバレエを支える会」がスタート

13人の世話人会、規約を確認、10月公演成功めざす
栗原小巻代表、ガルージン大使ら挨拶、小手川大助・大分芸大学長ら賛同

1月21日午後4時より駐日ロシア連邦大使館ホールにて、「モイセーエフバレエを支える会」発足のための世話人会が開かれました。当初、同日午後6時30分より150名出席予定の結成レセプションが予定されていましたが、新型コロナウイルス・オミクロン株の蔓延のため中止し、少数の世話人会に切り替えて行われたもの。会では栗原小巻(女優)が世話人会を代表して挨拶、M・ガルージン駐日ロシア連邦大使が祝辞を述べました。I・チトフ=ロシア連邦文化協力庁駐日代表がモイセーエフバレエの魅力についてのべたあと、小手川大助(大分県立芸術文化短期大学理事長兼学長)、藤間蘭黄(日本舞踊家)、桜井多佳子(舞踊評論家)、佐々木チトセ(ロシアバレエTOKYO代表)、遠藤礼子(合唱団白樺民族舞踊部長)、佐野真澄(ピアノ講師)、篠原常一郎(ジャーナリスト)各氏がモイセーエフバレエの思いを語りました。会の規約を決め、支える会(ファンクラブ)の発足を確認しあいました。上記氏名の他世話人は林愛子(舞踊評論家)、川島京子(バレエ史研究家)、仙場真里(NPO立川日露文化交流協会理事長)、古川淳一(ティー・イソブチカンパニー代表取締役)を含め13氏です。

 

なお当日の会にはマスコミ関係から毎日新聞文化部・外信部、テレビ朝日、北海道新聞、フリーカメラマン、東京MXテレビらが出席しました。(撮影=丸山英樹)

世界諸民族の舞踊文化の生きた百科事典

85周年、世界100カ国で公演

「モイセーエフバレエを支える会」でのI・チトフ氏の発言

この芸術団は、「国立アカデミーアンサンブル」という地位を有しています。そしてモスクワ国立アカデミーフィルハーモニーの建物であるチャイコフスキー記念コンサートホールを拠点としています。

 

モイセーエフバレエには伝説的な歴史があります。イーゴリ・モイセーエフ自身が、我々にとっては伝説です。彼はボリショイバレエ学校を18歳で卒業し、24歳ですでにバレエ振付師となりました。しかし彼はキャラクターダンスに身を捧げ、民族舞踊の新しい流派を作ろうと決めたのです。

 

彼は自分の芸術団を戦前の1937年に設立し、そのときから我が国の民族舞踊を芸術的に表現することを彼は自分に課したのです。そうした目的で芸術団のアーティストたちは民俗学的探究のために国内各地に赴き、そこで消滅しつつあった踊り、歌、習俗を探し出して記録しました。そしてイーゴリ・モイセーエフは舞台芸術を利用しました、-舞踊、交響楽、ドラマツルギー、演技術を。彼の芸術団は徐々にヨーロッパのフォークロアと諸外国の民族舞踊に習熟し、それらを芸術的に解釈するようになりました。イーゴリ・モイセーエフは音楽家やフォークロアの専門家、歴史研究者、音楽研究者と相談し、舞踊を創作しました。モイセーエフバレエ団は様々な国のバレエ振付師にとっての舞踊の学校であり、また芸術の実験室でもあります。そのレパートリーは、世界の諸民族の舞踊文化の、生きた百科事典です。世界の諸民族の舞踊文化の芸術的解釈や宣伝を行う、世界で初めてのプロフェッショナルな舞踊団なのです。

 

80年以上続いている公演活動により、モイセーエフバレエ団は友好勲章を授与されました。この芸術団は、昔も今も諸外国に対する我が国の名刺であります。100を超える国々で公演を行ってきました。日本にも来ましたが、残念ながらもう30年近く前のこととなりました。舞踊芸術を愛する人々の好みも優先事項も変化しました。現在、宣伝広告ではモイセーエフバレエと出ています。

 

我々にとっての第一の課題は、モイセーエフバレエ団を日本で好まれ望まれる芸術団にすることです。我々は皆さんのご協力を期待しております。皆さんは本当のプロフェッショナルでいらっしゃいますし、皆さんは一般の人を如何に惹きつけ、如何に日本でモイセーエフバレエ団の人気を広めるかをご存じです。我が国の最上の芸術団であるモイセーエフバレエ団を通じて、バレエを愛する人々のロシア民族舞踊への関心を、そして我が国の民族文化への関心を高めることを我々は計画しています。

 

こうした趣旨に、そしてロシア文化の普及にもご関心をお寄せ下さり、感謝申し上げます。

  

ロシア連邦文化協力庁駐日代表

I・チトフ


「モイセーエフバレエを支える会」規定

 ロシアが誇るモイセーエフバレエ団は27年ぶりに日本公演を2022年10月に行います。バレエと民族舞踊を融合し、ロシアおよび世界の民族の舞踊をバレエ振付師が振り付けしているこのバレエ団の舞台は、世界の民族共生と平和のシンボルとなるものです。私たちはモイセーエフバレエを支える会を設立し、日本公演の成功を願うものです。

           規  約

第一条(名称) この会は「モイセーエフバレエを支える会」と称する。

第二条(目的) モイセ-エフバレエの継続的日本公演の実現めざして活動することを目的とする。

第三条(役員) 会は、次の世話人をもって役員構成とする。

        栗原小巻、イーゴリ・チトフ、林愛子、桜井多佳子、川島京子、佐野真澄、

        仙場真理、藤間蘭黄、遠藤礼子、佐々木チトセ、古川淳一、小手川大助、篠原常一郎=主として
         本人の意向をもって退任できる。複数の世話人の推薦で補充できるものとする。

第四条(事務局) 事務局は当面、ロシア文化フェスティバル日本組織委員会事務局に置くものとする。

第五条(会員特典)1,会員には優待販売(1割引き)する。(会設立以降)

         2,会の集いを行う際には無料招待する。

         3,会費は無料、随時メール、SNSで情報提供する。

第六条(財政・運営) 当会は、ロシア政府の行うロシア文化フェスティバルの側面的サポーターである。
              必要に応じてロシア組織委員会およびロシア連邦文化協力庁駐日代表部と連携・相談して処理する。

第七条(ホームページ) モイセーエフバレエ日本公演ホームページは以下のものとする。

               https://moiseyevballet.jimdofree.com/

第八条(連絡先) 会の連絡先は東京都内に置く。
      当面、事務局は〒160-0022東京都新宿区新宿6-7-1-506、電話03-5919-1051。

       

付則 この規約は2022年1月21日から発効する。
    また、この文書はロシア文化フェスティバル日本組織委員会の印のなきものは無効である。

 

「モイセーエフバレエを支える会」申込書

「モイセーエフバレエを支える会」の情報、公演の案内やチケットを送ったり、連絡のやり取りをさせていただきます。
会費はかかりません。
ご興味ある方は、下記申し込みフォームに入力後、『送信』ボタンを押してください。

 

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